令和に入り、物価高や住宅の価格もぐんぐん上がっていますね。
快適な家を建てたいけど、低コストで抑えたい、という人も
きっと多いと思います!!
そこで、この記事では、私が家を建てるまでに猛勉強した家づくりの知識と
実際に家を建てて経験した家づくりの失敗もお話しながら、
低コストで快適な家を建てるコツを
具体的に書いていこうと思います。
低コストで快適な家づくりのコツ
快適な家とは、このブログのタイトルの通り、
「夏涼しく冬暖かい」ということも、もちろんあるのですが、
それだけではなく、性格や習慣によって間取りや必要な設備など、
人それぞれの快適があると思います。
こんな間取りにするとコストカットができるよ、
こんな簡単な工夫で夏も冬も過ごしやすい家ができるよ、
といったこと、
そして、コストカットに必要な事は何より減らす事。
何を減らすのか?というのも、1つずつ丁寧に説明していきます(^^♪
間取りの工夫でコストカット
コストカットの間取り編です!
まず、部屋の数を少なくしましょう。
基本的なことですが、部屋を多く作るとその分
間仕切り壁や、扉など多くのコストがかかります。
1つの広めの子供部屋を2つに仕切れるようにしたり、
また、ウォークインクローゼットをなくして
横長の収納にする事で、
間仕切り壁や窓、照明といったものも減らせます。
ウォークインクローゼットも歴とした部屋ですからね!
面積は同じでも部屋を1つ少なくする事で、
ずいぶん金額も低く抑えられるはずですよ!
そして、二階建ての場合は階段下もフル活用しましょう。
トイレにしたり、収納にしたりと、階段下も大事な面積の一部です!
家の敷地面積が広くなれば、
その分コストや家を建ててからの固定資産税も上がります。
自分の快適に過ごせる範囲を超えないように、
活用できるところは活用して、
減らせるところは減らしていきましょう^_^
過去に固定資産税が高すぎるんじゃないか!?
と、市役所に乗り込んでいきました↓↓
nemikky.hatenablog.com
理想の間取りを実現するコツ
理想の間取りってぼんやりとした言い方ですが、
家族の性格や習慣で人それぞれで全然違ってきます。
我が家もそれで失敗しています。
参考にするべき家の悪いところだけでなく、
いいところも見つけてあげてください。
nemikky.hatenablog.com
断熱性能アップと光熱費削減のコツ
「夏涼しく冬暖かい家」というのは、断熱材を厚くしたり、
窓を性能のいいものにしたりと、やはりお金がかかります。
しかし、その前にやっておきたいとても大事な事があるんです。
1番コスパのよくなる土地選び
ここでしくじってしまうと、
解決方法は引っ越ししかなくなってしまうので
今回の記事で一番大事なところです!!
土地選びで1番見なければいけないところ。
それが陽当たりです。
隣や前後の家の位置の確認、
太陽の位置の確認をしっかりしておきましょう。
太陽は無料で使える暖房なんです♪
冬は陽が入って暖かい家。
陽当たりが良ければ日中も明るくなります。
「陽当たりのいい家」というだけで8割は家づくり成功してますよ(^^♪
逆に、この土地は考え直した方がいい、
という土地は、道路との高低差が大きい土地です。
基礎形状の変更が必要となったり、
外構に余分な費用がかかってしまう事もあります。
庭の柵の向こうが崖のように高低差のある家を見ると、
この家の庭では子供を遊ばせられないなぁ、
と感じることもよくあります。
また、家より先に土地を選ぶことになるので、
いい土地につい目がくらんで予算オーバーに
なっちゃうケースもよく聞きます。
費用のバランスもよく、いい土地を見つけましょう!!
土地の相場調べには、こちらも参考になります。
土地相場・不動産相場 | ウチノカチ
地価・路線価(相続税評価額、相続税路線価)・固定資産税評価額を調べるなら | トチノカチ
とにかく、たくさんの土地を探してみてください。
そして100パーセントを求めないことが、
いい土地に巡り合うコツですよ♪
夏の日差しを遮る設計と商品
陽当たりのいい家=夏熱い家
に、ならないようにしなければいけません。
夏はきちんと遮熱できるようにしましょう。
しかし、完全な南向きでなければ、
軒も100%効果を発揮する事ができません。
家の向きや軒の長さ、窓の位置などを計算して、
冬はしっかり日が入り、夏はしっかり遮熱ができるような設計の家を
「パッシブハウス」ともいわれています。
nemikky.hatenablog.com
しかし、このパッシブハウスも
家を建てる土地の場所や工務店の設計技術の問題などで難しい場合もあります。
そんな時は・・・
夏に必須のおすすめアイテム
外壁の窓上に取り付ける事が出来る、
ykkのアウターシェードという商品があります。
リクシルだとスタイルシートという商品です。
日差しを遮って、室内温度の上昇を抑え、
節電効果を発揮するシェードです。
日よけを使用しない季節や強風時は、
簡単に窓上にスッキリと収納できます。
リンク
我が家も取り付けてますが、こちらのおかげで
夏はとても快適に過ごせています☆
高気密高断熱住宅を建てている工務店さんが
南南西向きの我が家におすすめしてくれました。
まっすぐ南側に家を建てられない土地の場合は必須アイテムです。
自分で取り付けることもできますが、
大工さんや業者さんに頼むと楽ですね(^^)/
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家の形が四角いと安く収まる
家の形が複雑になる事で、作業や材料費も増え、
価格も高くなってしまいます。
四角く、シンプルな形に収まると
角も少なく外壁の面積が減り、価格が安くなるのです。
二階建てだと総二階が最も安くなります。
家の形をなるべく四角くする事で
コストを安く抑える事ができますよ!
窓を減らす、小さくする
そして、家の断熱性能のほとんどを握っている
「窓」のお話。
窓というのは、夏は70%、冬は50%の
暖気や冷気が入ってきます。
窓は増やせばコストも上がるし、
窓の分だけ外からの暖気や冷気が入ってきちゃうんです。
快適な家を目指すなら、
窓はなるべく減らせ!!です。
そして、引き違い窓は南側だけにし、
北東西側は縦、横すべり窓にしましょう。
冬の寒さは全然変わってきます。
我が家では、窓のことも全部ポンコツ営業マンに頼んでしまったので
冬はやっぱり窓からの冷気を感じます。
そして、こんな工夫もしています↓↓
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引き違い窓からの冷気の侵入は凄まじいですからね!
小さな窓にすると、明るさが心配になったりもしますが、
窓があるのとないのでは明るさは全然違うのですが、
窓の大きさを少し変えるくらいじゃ全然変わりません。
減らす事は難しいと感じたら、小さな窓にするだけでも
コストカットできますよ(^_-)-☆
北側、西側は冬や夏の断熱対策として小さな窓にすることを
おすすめします。
ヒートショック対策
寒い風呂ほど残念な事はありません。
「ヒートショック」というのは、
急激な温度変化によって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象のことで、
風呂場のヒートショックで毎年多くの人が亡くなっています。
風呂が寒い原因は主に窓からの冷気と換気扇です。
我が家のお風呂には窓がついてますが、
窓から冷気がめちゃくちゃ入ります。
窓をつけてよかったと思った事は一度もないし、
換気のために窓を開けた事もほぼありません。
浴室暖房付きの24時間タイプの換気扇ですが、
それで十分です( ̄∇ ̄)
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お風呂の窓をなくして、その分のコストを浴室暖房乾燥機代にするほうが
快適にお風呂に入れますよ!
我が家では、お風呂と収納の中には窓は不要と感じました!
初期費用だけを削減できても、光熱費などの
ランニングコストがかかってしまったら意味がありませんよね!
そこで、家を建ててからのランニングコスト削減に必要な設備と
お金をかけるべきところをお教えします!
窓が断熱において最重要設備
まず、ここだけはケチってはいけない、という1番大事な場所は
やはり「窓」です。
冬の暖房費用は夏の冷房費用の10倍はかかる、といわれています。
性能のいい断熱窓を取り付けることで快適さは全然違ってきます。
窓は家の中でも一番お金をかけていい箇所なんです。
我が家はアルミ樹脂混合サッシのLow-E複層ガラス、といった
ごく標準的な窓を採用していますが、
冬の冷気は悲しいものがあります。
せめて樹脂サッシに・・せめてアルゴンガス入りペアガラスにしていれば・・。
と後悔の嵐です。
また、2024年から断熱窓の補助金も国から出ています。
家を建てるにも、窓のリフォームをするにしても
今が大チャンスですね!
断熱がしっかりしていれば、
月々の光熱費も全然違ってきますよ!
家のメンテナンス費用はとても高額
あまり教えてくれない、家を建てた後の
10年後のメンテナンス費用もしっかり考えましょう。
外壁やシーリングのメンテナンス費用はとても高額で、
二階建てだと、足場を組むだけで100万円以上はかかります。
物価高もあり、現在はもっと高くなっているのでしょうね。
10年に1度このメンテナンスが必要といわれていますが、
外壁の色落ちや汚れを防ぐ高耐久のものや、
シーリング材も40年ひび割れなし、といった商品もあるので
ここは、初期費用はかかりますが、
将来のメンテナンス費用のことを考えると
しっかり高耐久のものを選んだ方が、
将来的に負担が少なくなります。
我が家では、光セラという外壁材を選びました。
メンテナンスフリーといわれるタイルは
とても高額になってしまうのが難点です(-_-;)
シーリング材については高耐久の
スーパーKMEWシールというシーリング材を選びました。
当時はこの商品がメジャーでしたが、
現在ではさまざまな商品がでています!
10年後のメンテナンス費用のことも
しっかり頭に入れて選ぶようにしましょう!